たくさんの想いが詰まったプリン 湯庵プリン by 株式会社森山
土湯温泉にて51年前に温泉旅館「ニュー扇屋」を開業した株式会社森山。敷地内から湧く自家源泉を三代に渡り守り続けてきた老舗旅館として、県内外からの多くのお客様に愛されています。女将の森山さんが「ふくしまスイーツ・プレミアム」の認証商品である「湯庵プリン」を開発したのは、自家源泉を使った温泉たまごの製造がきっかけでした。
敷地内から湧いている自家源泉は卵黄の凝固点に限りなく近い68℃。森山さん曰く、「私達が温泉たまごをつくるために、敷地内にこの源泉が湧いているのかも」と感じるほど良質で適した温度の源泉でした。しかし、源泉を生かした製造過程で傷がついてしまい販売ができなくなってしまうたまごもあったそう。「もったいない。」そう感じていた森山さんは、このたまごの卵黄を生かし、商品作りを始めました。
心の支えだったプリン作り
商品づくりは大変ながらも「楽しかったし、支えになっていた」と話す森山さん。開発期間中、東日本大震災が起きたことで大きな打撃を受けていた土湯温泉。「たまごを無駄にしたくない。」そんな想いから始まった「湯庵プリン」の開発でしたが、「震災に見舞われた地元の復興を後押ししたい」「土湯温泉街で甘いものを食べながらくつろげる場所を作りたい」という森山さんのさらなる想いのもと進みました。追い打ちをかけるように広まったコロナ禍によって旅行業界が痛手を受ける中、森山さんにとってプリンを作ることが支えだったそう。「プリンを作ることが仕事を作ることに繋がり、雇用も守ることが出来た。」と話します。
黄金比から生まれた絶品
試行錯誤を繰り返しようやく完成した「湯庵プリン」は、県内外で高く評価されています。プレーンの他に福島市産のりんご・いちご・ブルーベリーなど季節の果実を楽しめるトッピングもあり、どんな方にも楽しんでいただけるプリンです。牛乳・生クリーム・卵の黄金比から生まれたなめらかでコクのある味わいが特徴で、福島市の素材の良さを存分に味わうことが出来ます。
東日本大震災後、風評被害で大変だった時期に、福島の美味しいものをたくさんの人に食べてほしいという想いから、開発中のプリンと福島市の果物のコラボを考案しました。また、土湯温泉街は「甘いものを食べてくつろげる場所が無い」という声を度々いただいていたこともあり、「湯庵プリン」の開発でお客様の声に応えたいと考えていました。
「ふくしまスイーツ・プレミアム」を知ったときは「これだ!!」と思いました。販路拡大のためのPRの仕方がなかなか見いだせない中で認証していただいたのが本当にありがたかったです。自分たちの力だけでは出店が難しい場所で販売できる機会もあってやりがいを感じます。そして何より、福島市の果物を生かしたプリンが認められ、多くの方に喜んでいただけることがとても嬉しい日々です。
「湯庵プリン」が生まれたのも、敷地内で湧いている源泉があってこそ。ぜひ、旅館に泊まって温泉と一緒に「ふくしま」のプリンを楽しんでください。
店舗名 | 源泉湯庵 森山 (株式会社森山) |
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住所 | 〒960-2157 福島市土湯温泉町字下ノ町18 |
電話番号 | お問合せ:0120-25-0583 |
営業時間 | 9:00~18:00 |
定休日 | 不定休 |
駐車場 | 無(土湯温泉内の公共駐車場) |
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